とりとめもないこと

医療について語らない医療人

盲目

心は目に見えないものである

 

それを自分以外に伝えるとき

ありとあらゆる手段を用いるが

話者が伝えたいものを100正確に受け取り

解釈することは不可能だと感じる

 

ときには目を見て直接話すよりも

ずっと情報量の少ない文章の方が

ストレートに相違なく伝わる事もある

 

ときには内容の薄いからっぽの主張も

話者の存在そのものが説得力を生む事もある

 

何万冊もの本を読み

日本語を学び

知識を身につけ

何千何万と言葉を紡ぎ続けた人物が

たった一つ辿り着いた真実より

 

容姿の整った目立つ人間の

都合のいい言葉の方が

万人に受け入れられてしまう